

AEDが到着後の手順

| 13 除細動(電気ショック)の指示が出たら除細動を行う

- AEDが除細動を加える必要があると判断すると、「電気ショックが必要です」などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始まります。充電には数秒かかります。
- 充電が完了すると「除細動ボタン(ショックボタン)を押してください」などの音声メッセージや、除細動ボタンの点滅、充電完了の連続音が出ます。
- 充電中や充電が完了したら、再び「みんな、離れて!」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認してから、除細動ボタン(ショックボタン)を押します。
【再度の除細動を行う】
- 除細動が加えられた後、AEDは再び自動的に心臓のリズムの解析を始めます。AEDから次の指示があるまでは、絶対に傷病者に触れないでください。
- AEDが解析の結果、再度「電気ショックが必要です」「除細動ボタン(ショックボタン)を押してください」などの音声メッセージを出した場合には、再度、誰も傷病者に触れていないことを確認して、除細動ボタン(ショックボタン)を押します。
- 除細動が必要な状態が続く場合には、≪心電図の自動的な解析→除細動の指示→除細動ボタン(ショックボタン)を押す≫を連続3回まで行うことがあります。(AEDの指示に従う。)。
【ポイント】
- 除細動(電気ショック)が加わると、傷病者の腕や全身の筋肉が一瞬けいれんしたようにビクッと動きます。
- AEDから「電気ショックが必要です」などのメッセージが出され、除細動ボタン(ショックボタン)を押して除細動を加える場合には、必ず、傷病者から離れ、誰も傷病者に触れていないことを確認します。
- 「電気ショックは必要ありません」などの音声メッセージが出たら、14へ。
- 除細動を加えた後に、いくつかの場合が想定されますが、いずれの場合にも、AEDの音声メッセージに従って行動します。
【注意点】
- 除細動実施の指示が出てから何らかの理由で30秒以内に除細動ボタン(ショックボタン)を押せなかった場合は、自動的に放電されAEDの動きが中断する。そのときは、一定の時間が経過した後に再度自動的に心電図の解析が始まる。機種によっては、再度解析ボタンを押すように音声メッセージが出るものがある。

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14 除細動(電気ショック)不要の指示が出たら、循環のサインの有無を確認する
心電図の解析の結果や、または除細動を加えた後に、「電気ショックは必要ありません」などの音声メッセージが出たら、AEDをつけたままで循環のサイン(呼吸をしているか?咳をしているか?体に何らかの動きが見られるか?)を調べます。
- 循環のサインがすべてなければ、心臓マッサージ15回、人工呼吸2回の心肺蘇生法を実施します。心肺蘇生法を再度実施中にAEDから指示が出された場合(おおむね1分後)には、指示に従います。
- 体に動きが見られても、呼吸がなければ、人工呼吸を5秒間に1回の速さで行います。
- 循環のサインがすべて認められれば、心肺蘇生法を中止し、傷病者の体を横向き(回復体位)にして注意深く観察を続けます

 【ポイント】
- 到着した救急隊に引き継ぐまでは、電極パッドをはがさず、AEDの電源も入れたままにしておきます。AEDは一定時間ごと(おおむね1分間)に心電図の解析を行うために、傷病者から離れるようにとの指示が出ますので、出た場合にはそれに従います。
【注意点】
- AEDから「電気ショックは必要ありません」などのメッセージが出される場合には、除細動により傷病者の心臓のリズムが正常に戻った場合と、心電図の自動解析の結果、心臓のリズムが除細動では治せない場合が含まれる。

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| 15 到着した救急隊に情報を伝える
- 救急隊が到着したら、傷病者の倒れていた状況、実施した応急手当、AEDによる除細動を加えた回数などを伝えます。

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