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★インフルエンザと風邪の違いって…? |
インフルエンザ(流行性感冒)と風邪(普通感冒)とは原因となるウィルスの種 類が異なり、風邪は喉や鼻に症状が現れるのに対し、インフルエンザは突然 38〜40℃の高熱が出るのが特徴です。 |
★インフルエンザはどうやって感染するの…? |
★インフルエンザにかかったら…? |
インフルエンザの症状が出たら、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。軽症の うちに会社や学校を休むわけにはいかないという気持ちから高熱で苦しくなるまで病院に 行かないという人も少なくないのではないでしょうか!? 最近では発症から48時間以内であれば、インフルエンザウィルスの増殖を抑える薬も 処方されるようになっています。 根本的な治療が間に合わなくなり、かえって長時間寝込むことのないよう早めの受診 を心がけましょう。 |
★インフルエンザの合併症って…? |
●インフルエンザ脳症●
最近日本では小児のインフルエンザ脳症が深刻な問題となっており、毎年約100人 の小児が死亡し、ほぼ同数の後遺症患者が出ていると推測されています。 原因は不明ですが、インフルエンザウィルスの感染が発症の引き金となり、突然の 高熱に始まって、1〜2日以内に昏睡などの様々な程度の意識障害を起こし、短期間 のうちに全身状態が悪化し、死に至ることがあります。 |
★インフルエンザを予防するには…? |
最も確実な予防は流行前にワクチン接種を受けることです。特に、高齢者や心臓、肺に慢性の病気を持つ人、気管支喘息を持つ小児などは受けた方が良いでしょう。
■インフルエンザワクチンとは。 わが国ではウィルスから抗原を取り出して作っています。この際、ウィルスを増殖させるのに鶏卵を 使っている為、卵に強いアレルギーや痙攣の既往がある人、免疫不全の人、熱がある人などには接種で きないことがありますので医師に相談してください。 ■ワクチンの効果。 インフルエンザワクチンは接種後、2週間で効果が現れ、およそ5ヶ月間効果が持続します。65才未 満の健康な大人なら発症阻止効果は70〜80%ありますが、100%完全ではあり得ず、20〜30%は発症 する可能性があることも理解しておく必要があります。 しかし、インフルエンザワクチンは高齢者の死亡を防ぐ効果が約80%もあり、インフルエンザにかか らないようにするだけでなく、もしかかったとしても重症になるのを防ぐ役割があります。 | |
■ワクチン株の選ばれ方。 インフルエンザウィルスにはいくつかの株(型)があります。A/香港型やA/ソ連型 などはここ数年で流行った型なので聞き覚えもあるのではないでしょうか? ワクチンはその年に流行すると予測された数種類の株を混合して作られます。流 行したものとは違う株のワクチンを接種しても予防に効果はありませんが、最近では 流行予測の精度向上によりワクチン株と流行ウィルス株は高い確率で一致していま す。 |
★インフルエンザの検査は…? |
インフルエンザの疑いのある人の鼻の粘膜を綿棒で軽くこすって採取し たものを診断キットで検査し、結果を判定します。採取してから結果が出るま での時間は約20分ほどです。 検査によってA型とB型の判別をした結果投薬する薬を決定します。 |
迅速診断キットは検査する時期により実際はインフルエンザであっても、陰性になる事があります。(これを偽陽性といいます。)
★誤った自己判断は危険です!! |