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健康アドバイス54
最近、芸能人の方がこの病気に
口腔がんには、「
舌がんは、男性に多く、50歳〜70歳代に発症することが多いですが、50歳未満が4分の1を占め、20歳〜30歳代でも発症することがあります。
はっきりとわかっていません。しかし、これまでに行われた研究から、喫煙、飲酒、
喫煙の種類によっては、タバコの成分が深く吸い込めず口の中に残りやすく、舌がんになりやすいと言われています。また、飲酒時に喫煙する場合、アルコールの作用により、タバコの中の有害物質を取り込みやすくする可能性が指摘されています。しかし、飲酒と喫煙がすべての原因ではありません。
舌がんは、口内炎や
最近は、いろいろな報道から視診・触診だけでは心配、でも組織検査するのは、という人には細胞診検査によりスクリーニング検査も行えます。
確定診断がつけば、がんの深さや広がりを調べるために、超音波検査、CTやMRI、最近ではPET検査などの画像検査を行うことになります。
舌がんの治療には、手術療法、放射線療法、化学療法による治療法が一般的です。
治療方法の選択は、病期によって変わってきます。
手術療法は、舌がんの進行度や症状によって、選択します。
頸部リンパ節への転移が認められる場合、リンパ節を含めて切除します。
舌の切除範囲が広範囲の場合、再建手術を行うことがあります。
放射線療法には、外部照射と組織内照射の2種類があります。
身体の外から放射線を照射する方法と放射線が出る線源を舌に直接刺して放射線を内部から照射する方法です。
舌がんの場合、初期に化学療法を選択することは少なく放射線療法と併行して行うことが多い治療方法です。
また状態によっては、舌がんに栄養を送っている動脈に対して選択的に抗がん剤を流し込む「動脈内化学療法」という方法も行うことがあります。
近年、
舌がんのほとんどは、舌の前3分の2(口を開けて普通に鏡で見える範囲)と舌の縁、下面に発生するがんで、口の中に発生するがん(口腔がん)の約50〜60%を占めています。
舌がんの症状としては、舌の両脇の部分に
口内炎と思って放置されることも多いです。
口内炎は1週間から、長くても10日程度で治るのが通常です。
2週間以上治らないことはまずありません。また、口内炎の場合、できる場所が移動することが多いので、同じ部位が2週間しても治らない場合には、医療機関を受診してください。
症状がないからどこも悪いところがないとは考えずに、定期的に検診を受けていただくことが、早期発見には大切です。